ご無沙汰しております
tanizouです
前回のバルバトスルプスから1か月ぶりの投稿です。
実は、この1か月間、製作代行依頼に追われておりました。
RG1体、MG4体、1/100スケール1体の合計6体の製作代行を、忙しい本業の合間を縫ってこなしておりました。
おかげさまで、ブログの更新どころか、コメントへの返信もままならない状態でした。
コメントいただいた皆様、誠に失礼いたしました。
本日、何とかすべての代行依頼分をこなしましたので、ブログの更新を再開いたします
再開1発目は、製作代行いただいた「RG Zガンダム3号機」の製作・完成品レビューをお届けします
ご依頼いただいた内容は基本工作のほか、リアルスティックデカール貼りです。
足の製作
いつもは、胴体⇒脚⇒腕⇒その他 とつくて行くのですが、RGZガンダムは、その変形機構から非常に複雑な作りになっていますので、おとなしく説明書通りに製作を行います
脚は、意外にパーツが少なく、シンプルな構造になっています
パーティングラインが、足の甲に出ますので、本来でしたらしっかり処理したほうがよさそうですね
脚フレームの製作
ここから一気に複雑化します。小さなパーツが非常に多くなっています。複雑な変形機構を再現するその構造を楽しみながら組んでいきましょう
フレームのパーツにはABS素材が多用されています。うっかり墨入れしないように気を付けてください。テンションがかかる部分ばかりなので、100%パーツが破損します。
ウエィブライダー形態になるときは、このように足が変形します。膝がまがているだけでなく、関節部分のに配置されたリムにより、足首がパーツ内に収納されるような仕組みになっています。
脚の外装の製作
細かなパーツ分割で再現されています。さすがRGです。モールドが甘いところがありますので、必要に応じて堀直しを行いましょう。
太ももが非常に細い!ひざ下にボリューム感があるので、より細く感じます。完全変形を再現するためには必要なバランスなのだと、無理やり納得しましょう
腕の製作
向かって左側が、肩と二の腕の外装パーツ、真ん中が前腕の外装パーツ、右側がフレームです。
RG全般に言えることですが、組み立てる前にフレームの関節部分の慣らしを行いましょう。関節の根本をもって、ゆっくりと動かしてください。力を入れすぎると、ぽっきり逝きますので注意が必要です
真ん中のフレームで両腕をつないで完成です。このフレームが左右に展開し、ウェイブライダー形態に変形します。
胴体フレームの製作
ピンボケですいません。こちらが、胸から腰に掛けてのフレームです。まったく外観が想像できません
で、こちらが腰のフレームです。左右に足を風呂ゲル必要があるので、非常に複雑なパーツ構成になっています。
各パーツ画集対象に近い形になっていますので、向きを確認しながら組み立てないと、簡単に破損します
右側のパーツは、胸の装甲をつけてから本体のフレームに組む必要があるので、ばらした状態に開いています。
胴・腰の外装パーツの製作
脇腹の白いパーツは、変形時に左右に展開する仕組みになっています。芸が細かいです
この段階では、脇腹のパーツのおさまりが悪い感じがすると思いますが、気にせずどんどん組んでいきましょう
これが胴の外装パーツになります。フレームに組み込むとき、うまく角度をつけながら組む必要が出てきます。焦らずゆっくりと進めていきましょう。RG Zガンダムは、焦って力任せに組もうとすると、簡単に破損してしまいます
胸のパーツが組みあがりました。
ここまでのパーツをいったん一つに組み立てていきましょう
何とも弱弱しいお姿。胴体のフレームに、足と腕を取り付けてから、胸のパーツを被せる順番で組んでいきます。
スカート部分の製作
前後左右のスカートパーツです。たかがスカートのくせして、異常にパーツ数が多いです。HGバルバトスの胴体+腰+頭とほぼ同数のパーツ数です。
フロントスカートがプラプラします。というか、おさまりが悪いです…どの位置に収めるのがベストなのかよくわからないままの撮影です。
パッと見ではわかりませんが、脇から除くと、中身のスカスカ具合がわかります。
各パーツの固定も小さなでっぱりで行ているので、少しでも手に力を入れると、パーツの固定が外れてしまうほど繊細な作りになっています。
頭の製作
ブレードアンテナの取り付けが非常にシビアです。うまく固定できているのかがわかりにくくなっています。力を入れすぎるとぽっきり逝きます。気を付けてください
やっとここまでたどり着きました。胸の外装、脇腹の外装がうまく固定できていませんね…
バックパックの製作
やっとここまでたどり着きました。RGには珍しく、ウイングがモナカ割りのため合わせ目がガッツリ出ます。好みによりますが、モールド化するより、合わせ目を消すか目立たなくさせるかしたほうがいいかと思います。
そして、とうとう本体の完成です!
うん、やっぱりZはカッコいい!
ここまで、全体の7割完成というところです。シールド&武装の製作に加え、地獄のシール貼りが待っています。
いつものシールに加え、3号機の特徴的なカラーリングもシールで再現します。
このシールが非常に貼りにくい!超精密な位置決めが要求されます。みなさん焦らず根気よくシールを貼ってください…
ここからは完成品レビューです
基本工作のほか、リアルスティックデカールを全身に張り付けています
ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、RG Zガンダムは、非常に壊れやすいキットです。
なんせ、足と胴体は、小さな鳩目ひとつで接続させている状態ですし、肩周りも薄い板1枚で本体とつながっている状態です
お客様にお届けする前に破損してはいけないので、ポージングは撮影していません。もちろんウェイブライダーへの変形も行っていません。あらかじめご了承ください
全身をぐるりと
とにかく全身のモールド量がすごい!最近のRGとは違い、これもかといわんばかりの情報量です。
プロポーションに関しては、意見が分かれるところですかね。細い太腿、アレンジを効かせまくったひざ下以下のデザイン、大きな肩と、埋没した首回り、大きな羽と肩…
tanizou的には、HGUC Zガンダムのほうが好みかなぁといった感想です。ですが、完全変形を実現しながら、破たんしていないプロp-しょんを実現している点は、すごいの一言です
部分アップ
Zガンダム3剛毅の特徴である、ピンクのカラーリングはリアルスティックデカールでの再現です。
大きなシールなので、位置決めが非常に難しいです。こんな時はマークセッターや水をシールに塗りつけて、一時的に粘着力を低下させます。そのうえでパーツの上を滑らすように位置調整すると思ったところに位置決めすることができます。
モールドをまたがるようなシールは、つまようじを使って、モールドの溝をこするように圧着すると綺麗に貼りつけることができます。
シールドのシール貼りは、今回の製作における最難関の一つです。複雑なパーツの形状も相まって、少しで位置がずれると、綺麗に貼りつけることができなくなります。
なおシールドは上下に伸縮するギミックつきです
武器の保持は専用の持ち手のおかげでキッチリしています。
前腕部にはトリモチミサイルを発射したミサイルランチャーの発射口が隠されている細かなギミックつきです。
本日は以上になります
RG Zガンダムは、私の短いガンプラ歴の中でターニングポイントになったキットでもあり、非常に思い入れがあります。(詳しくは下記のリンク参照下さい)
1/144サイズで完全変形を実現させた、バンダイの技術力の高さを証明するようなキットですが、気になるポイントもちらほらあります。
賛否の分かれるプロポーション。強度の弱い関節。固定しない各パーツ、など数え上げればきりがありません。はっきり言ってZガンダムが好きなのであれば、HGUCを買うべきですし、来春には新しいラインでZガンダムが発売されるみたいなので、それまで我慢すべきかと思います。
けれども、前述した技術力は一見の価値ありです。プラモデルってここまでできるんだ!と只々驚くばかりです。
初心者の方には決しておすすめできるキットではありませんが、いつかは作って欲しいキットの一つです
長文ご拝読ありがとうございました
ガンプラは作らなくていい
「時間がない」「不器用だから」
そんな理由で
ガンプラをあきらめているアナタへ
ガンプラ製作を「依頼する」ことを考えてみませんか?
◆HG¥3,000~ HG以外¥5,000~の低価格
◆オプションごとに設定された明朗な料金体系
◆最短2週間のスピード製作
まずは料金体系をご確認ください
コメント