ご訪問ありがとうございます
tanizouです
本日は、tanizouの昔話をさせていただければと。
というのも、実は、ヤフオクでガンプラを販売し始めて、5月で丸2年がたとうとしています。
自分の中で節目に感じたので、これまでの販売実績をふりかえりながら、過去どんなことを考え工夫しながら今に至ったかを残したいなと思います。
これから、ガンプラ製作&ヤフオク販売を始めようと思った方の参考になればなと思います。
正直、文章多めです。そして長いです。
へたくそな文章が続きます。忍耐を要するかもしれませんがご了承ください
目次
ガンプラ完成品のヤフオク販売を始めようと思ったきっかけ
そもそもですが、子供のころからプラモデルが大好きでした。
1/60のゲルググキャノンを泣いてせがんで買ってもらっていた記憶があります。
その後、興味は他へ移り、大人になって結婚・長男誕生を経て、今から3年ほど前です。
あるまとめサイトに、ガンプラ完成品が100万でうれた!という記事が掲載されていました。
多分、MGのストライクフリーダムガンダムだったかと思います。当時は、「すげーなぁ」程度の感想しか持ちませんでした。
そして2年ほど前、我が甥っ子が突然「プラモデルがほしい」と言い出したのです。きっかけは今でも不明です。
買ったキットは「HG デルタプラス」グレー1色の渋いやつです。
もちろん作るのはtanizouです。100均でニッパーを買い、自宅にあった爪やすりで製作しました。
いや、本当に楽しかったですね。20年以上ぶりのガンプラ製作は。
キットの組みやすさや、色分けの豊富さ、プロポーションのカッコよさとか色々進化していることに驚きましたが、ただ単純に、組むのが楽しかったです。
パーツを切り離して、つなげてを繰り返すだけで、どんどんMSの形になっていく…ほんとドキドキしながら作っていたのを思い出します。
で、この時点で完全に火が付きました。ガンプラ製作の火が。
ただ、私自身、ごちゃごちゃとモノを自宅に置きたくない人間でして、つまり「ガンプラ作りたいけど、飾りたくない!」というややこしい状態でした。また、お小遣い制のわたしは、趣味にかけるお金も少ない状態でした。
・ガンプラは作りたい!
・でも、飾りたくないし、保管するスペースもない!
・ついでにお金もない!
こんな相反する状態を一気に解決してくれたのが、3年前に読んだ「ガンプラ完成品が100万以上で落札」の記事なわけです。
つまり、「ガンプラの完成品」という市場が、ヤフオク内に存在して、しかも高額な取引まで行われる程度にまで成熟しているということに気付いたのです。
ヤフオクで完成品を売れば
・ガンプラは作りたい!→OK
・でも、飾りたくないし、保管するスペースもない! → 売ったらいいじゃない!
・ついでにお金もない! → 売ったお金で買えばいいじゃない!
とすべて解決してくれる!と単純かつ安易に考え、早速製作に向けての準備取り掛かったのです
ガンプラ完成品販売の第一歩目
とはいっても、20年ぶりのガンプラ製作なので、道具も知識も腕も無い状態です。
腕はどうにもなりませんので、知識と道具だけはちゃんと用意しようと考えていました。
あらゆるガンプラ系のブログを読み漁り、ヨドバシカメラに入りびたり、自分がやりたい事と、やれること、お財布と相談しながら、以下の方針を固めました。
①ニッパーは買う。でも継続できるかわからないので、とりあえず1000円以下で
②ヤスリはペーパーを使う。タミヤ製のものを購入する。
③墨入れは行う。とりあえずペンタイプを買う
④トップコートを含む塗装系は行わない
今思えば、素っ裸でア・バオア・クーに突っ込むようなもんですね。
選んだキットは…
RG GP01 フルバーニアン
学徒兵でも、ゲルググに乗ればなんとかなると思ってた時期が僕にもありました…
実際、技量をキットの精緻さでカバーしようと思ってRGをえらびました。
フルバーニアンを選んだ理由は、単純に大好きだからです。
細かなパーツに半べそかきながら作った作品を公開しようと面たのですが。写真が見つからない…あまりにもひどいので削除してしまったのかも…
ちなみに撮影は、壁にコピー紙を貼り付けバック紙代わりにしたうえで、自然光で撮影しました
カメラもiphonにプリセットされているカメラアプリです。
そして、深みにはまる
結果ですが…
売れたんです。
500円で出品し、1500円で落札されました。
うれしかったですね。
もともと承認欲求が強いほうなので、「認められた感」を強く感じました
で、間髪いれず、2作目の製作に取り掛かりました。
2作目は、RG シャア専用ザクⅡです
この弱々しい立ち姿…お恥ずかしい限りです…これは自然光ではないですね。何か手持ちのスタンドを光源にしています。
でもでも、これも売れたんです。しかも、
2250円!
キット代を上回る価格でうれました。
これで完全にハマりました。ガンプラ製作という趣味の世界に…
これ以降は、いかに落札価格を上げるのか?という試行錯誤の時期に突入します。
この時期に導入したガンプラ製作テクニック
落札価格をできるだけ安定させたい。できればキットの購入価格以上で落札されたい
そんな薄汚い欲望を満たすために、いろんなテクニックを調べまくったのがこの時期です。
①メラミンスポンジで磨いてみる。
きっかけは、はみ出した墨入れ塗料の処理でした。
それまでは、必死に消しゴムで消していたのですが、細かなところがきれいに消えません。
消しゴムもすぐにダメになり、不経済なことこの上無しな状態でした。
消しゴムの代替え品として、試しに使ったのがメラミンスポンジです。
これがほんとにすばらしい!
墨入れのはみ出しが簡単に消せるだけでなく、
ヤスリ跡も目だたくなりますし、なんちゃってつや消しもできました。
何の気なしに使ってみたメラミンスポンジですが、今でも欠かせない道具の一つです
メラミンスポンジの使い方はこちらをご参照ください
メラミンスポンジの使い方【ヤフオクで売るガンプラ製作テクニック】
②モールドの掘り直しをやってみる
メラミンスポンジを使うようになって、はみ出た墨入れ塗料をきれいに消せるようになったのですが、消えちゃいけないモールドの墨まで消えちゃうことがしばしば。
力加減とか、スポンジをこする向きなど工夫してみたものの、中々うまくいかない。
そこで、「もっとモールドを深くすればいいじゃない」と思って、けがき針を購入。
既存のモールド以外も、パーツの隅への墨入れも、けがき針を使った掘り直しで、きれいに墨入れができるようになりました。
今では、ラインチゼルを使うことが多いのですが、モールドの形状によっては、けがき針も併用しています。
新規モールドの掘方や、ラインチゼルとケガキ針の違いなどは、をご参照下さい
新規モールド堀り(スジ彫り)のやり方 【ヤフオクで売るガンプラ製作テクニック】
ラインチゼルとケガキ針の使い分け 【ガンプラ作製に使っている道具紹介】
そして、落札価格を跳ね上げたテクニックと出会いました。
ガンプラ完成品の落札価格を跳ね上げたテクニック
あるテクニックが、私のガンプラヤフオクライフを一変させました。
それまで、2000~3000円程度の落札価格だったのが、コンスタントに5000円以上で落札されるようになったのです
そのテクニックは
パステルシャドウ
です。
当ブログではおなじみのテクニックです。
これを初めて施した作品がこちら
RG Zガンダム!
確か、5作目だったと思います。
落札価格は、7000円!
素人が作った、無塗装(トップコートも無)ガンプラが、こんな値段で落札されたことに、ただただ驚くばかりでした。
なぜか後ろめたい気持ちになって、妻にも子供にも内緒にしていました。
趣味を継続させるためのヤフオク販売から、お小遣い稼ぎにジョブチェンジした瞬間でもありました。
パステルシャドウを始めたきっかけ
パステルシャドウは、今思えばウエザリングテクニックの一つだと思うのですが、
tanizouは、ヤフオク完成品の写真や、いろんなブログで紹介されている写真で多く登場する、
黒立ち上げ
にあこがれていたのです。
黒立ち上げとは、パーツのふちが黒っぽいアレです。
エアブラシがほぼ必須の塗装テクニックなのですが、なんとか別の方法でそれっぽくならないかと、通勤時間のすべてを黒立ち上げの再現研究に費やしていました。
調べているうちに、黒立ち上げ→シャドウ とい関連ワードに行き当たり、シャドウ → パステルシャドウにたどり着きました。
そこからは、見よう見まねです。ロフトでパステルを購入し、とにかくゴシゴシパステルをつけていました。
結果的に、黒立ち上げとは全く違うものになりはしましたが、エッジが強調されたガンプラは、今まで作った作品と一線を画すぐらいカッコ良かった…と自賛しています。
パステルシャドウのやり方はこちらから
パステルシャドウのやり方 【ヤフオクで売るガンプラ製作テクニック】
お金が手に入ったから…
5000円以上で落札されることが珍しくなくなってきて、お財布も暖かくなってきました。
あぶく銭がてにはいってやることといえば、当然
ガンプラ製作道具の購入
ですよね!清く正しいガンプラバカの鏡のような行動です。
①ニッパーを高級なものにしてみる
タミヤの薄刃ニッパーを購入しました。
はじめてつかった時の感動は、それまでの700円ニッパーがおもちゃのように感じました。
そこは、アルティメットニッパーでしょ?と言われそうですが、
tanizouにはそんな勇気が無かったのです。
②ヤスリホウダイを購入してみる
これまでは、当て木を使わず、手でペーパーをかけていたわけですが、
これを使い始めてから、ガンプラ製作の時間と精度が極端に改善されました。これが無いとガンプラが作れない体に調教されてしまいました
あまりにも酷使しすぎて、現在は3代目です
③ラインチゼルを購入してみる
そこは、BMCタガネでしょ?ってまた突っ込まれそうですが、
チキンで坊やなtanizouに、BMCタガネは早い気がしています…
切れ味が悪くなったら、替え刃を買えばいいってのも経済的で魅力を感じています。
④その他こまごまと無駄に散財してみる
ラピーテープや、撮影用のバック紙、ライト、梱包用のプチプチロールにクラフト紙、撮影用のスタンド各種…色々揃えました。
でも、一番大きく、役に立った買い物は…
妻へのプレゼントでした。
シンプルで仕事にもつけていけるネックレスが欲しいと小耳にはさんだので、
クリスマスプレゼントに、ダイヤのネックレスを購入。
それはそれは、すっごく喜んでくれました。ガンプラ製作への理解も深まりました。
それ以前は、「いい年こいて」とあまりいい顔されなかったのですが、まぁ現金なものです。
そのネックレスは、「ガンダムダイヤモンド」と妙な名前を付けられ、今でもヘビロテしてもらっています。
もちろん子供にも。
自分の小遣いで色々買ってやれるようになったのは、ほんとうれしかったですね。
そして、諭吉がやってくる
そうしているうちに、ついにこの日がやってきました。
とうとう、落札価格が1万円を超えたのです!
初めて1万円を超えたキットはこちら
ガンダムAGE-FX!
再販が中々されないAGE系のキットだったというのも理由だとは思いますが、
とうとうここまで来たか…と感慨深いものがありました。
落札日が、15年の3月ごろだったので、約1年での1万越えです。
無塗装でも工夫次第でここまで評価いただけるもんなんですね。
みなさん、ほんとうにありがとうございます!!
もうひとつの転機もやってくる
15年4月~5月ごろだったと思うのですが、ある落札者の方から、
「指定したキットの製作をお願いできないか?」とのご依頼を受けました。いわゆる製作代行というやつですね。
製作代行というビジネス(?)があることは知っていましたが、tanizouには縁のない世界に感じていました。
製作代行を行っている方は基本全塗装だったので、「そういうもんなんだ」と思っていました。
ですが、このご依頼をきっかけに、製作代行を本格的に受けることを決意。
再び、いろんな製作代行サイトを調べまくって、製作代行を受けるのに必要な情報やツールを揃えました。
そして、「tanizou-factory」 という製作代行受付ブログをオープンさせました。
今では、月に1~2件の製作代行のご依頼をいただいており、リピーターの方も徐々に増えてきています
皆さま、本当にありがとうございます!!
もちろん失敗もありますよ
ここまで順調そうにみえるガンプラ完成品のヤフオク販売ですが、もちろん失敗もあります
いつまでたっても落札されなかったキットは3体あります。
落札され中たったキットたち①
HG ヤクトドーガ(クエス機)
パステルシャドウを施し始めたころの作品です。
今でも継続しているジンクスの始まりでもあります。
そのジンクスは…
「赤い機体は売れにくい」
シ○アの呪いですかね?
HGサザビー、HGシナンジュ、どちらも落札までに相当な時間がかかりました。
そのジンクスを唯一破ったのが、HGグリムゲルデですね。
落札されなかったキットたち②
HG ドライセン
個人的にはお気に入りの作品だったのですが…
袖の模様も、頑張って筆塗りしたんですよ!落札をあきらめたときはへこんだなぁ
落札されなかったキットたち③
HG ガンダムポータント
シアちゃん人気に乗っかる形で、意気揚々と出品したのですが…
お気に入り登録されるどころか、商品ページににもアクセスしてもらっていないという散々な状態でした。
お兄ちゃんのトランジェントガンダムはすぐに売り切れたのに…
長々と書きましたが
ここまで5000文字超。原稿用紙13頁分の拙い文章を、辛抱強くお読みいただきありがとうございました
結局、何が言いたいかというと、
売れても売れなくても、ガンプラって楽しい!
ということです。
いつかは、妻も巻き込んで、自宅内に塗装ブースを作る…予定です。
皆さんも、よりよいガンプラライフをお楽しみください
また、過去2年間にわたり私のガンプラを購入していただいた皆様、本当にありがとうございました
本日は以上になります
長文お読みいただきありがとうございました
ガンプラは作らなくていい
「時間がない」「不器用だから」
そんな理由で
ガンプラをあきらめているアナタへ
ガンプラ製作を「依頼する」ことを考えてみませんか?
◆HG¥3,000~ HG以外¥5,000~の低価格
◆オプションごとに設定された明朗な料金体系
◆最短2週間のスピード製作
まずは料金体系をご確認ください