私が小学生のころ(約30年前)に制作していたガンプラは、接着剤が必須で、
アルミ製(?)のチューブにはいった接着剤が同梱されていました。
それを、針で穴をあけて使用するわけですが、
シンナー臭いわ、はみ出すわ、はみ出した接着剤を、気付かず指で触ってしまい、
パーツをベタベタにするわで、非常に使いにくかった思い出があります。
現在のガンプラは、「スナップキット」といって接着剤が不要です。
昨年からガンプラ制作を再開して、一番驚いたのは、この技術です。
セメントを使う場面
では、現在のガンプラ制作において、セメントを使う場面があるのでしょうか?
現在、セメントは、「合わせ目消し」に使用します。
「合わせ目消し」とはパーツの接合部分を目だななくする(消す)技術です。
詳しいやり方は、下記の記事をご参照ください
そのほかにも、白化したパーツのリカバリーに使用することも有ります
詳しい説明はこちらをご参照ください
もちろん、接合の緩いパーツ間の接着にも使用します。
セメントの種類
セメントには大きく分けて、
どろっとしたセメント
さらっとしたセメント
の2種類あります。
どろっとしたセメント
いわゆる「接着剤」です
タミヤ製のセメントを使用しています。
粘度が高いので、あらゆる所にセメントを付けることが可能です。
使い方ですが、「塗る」のではなく、「置く」イメージです。
パーツに沿って、ちょん、ちょん、ちょんとセメントの雫を置いていきます
粘度が高いため、一度に大量に使用しない限りはセメントが流れ出す心配もありません。
接着後の強度も高いので「接着する」という観点からは、こちらをお勧めします
さらっとしたセメント
Mrホビー製のMrセメント・リモネン系を使用しています
セメント特有のシンナー臭さが無く、オレンジの甘い香りがするので家族持ちには最適です。
使い方は、どろっとセメントの様に、塗ったり、置いたりするのではなく「隙間に流し込む」事になります
この画像の様に、パーツ間の隙間を少し開けて、その隙間にセメントを含ませたハケを持ってくると、いわゆる「毛細管現象」で隙間に沿って流れていきます。
セメントの塗布時間が非常に短く済みますので、合わせ目消しに多用しています。
ただ、意図しない所(特にモールド)に流れ込む事がありますので使用する個所には注意が必要です。
セメントを使った合わせ目けしのやり方はこちらから
いかがでしょうか?
接着剤に良い思い出が無かったtanizouには、セメントからオレンジの香りがする時代になると思いもしませんでした。
時代の流れを痛感させられたツールです
長文、ご拝読いただきありがとうございました
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