バンダイ正規品「HGUC ガンダムTR-6[ウーンドウォート]」の製作・完成品レビューはこちらです
※7月13日 腰・手足の製作記事を追記しました
ご訪問ありがとうございます
tanizouです
久々の更新です
こんなにも更新頻度が悪いにもかかわらず、当ブログにアクセスしていただいている皆様、本当にありがとうございます。
言い訳するわけではないんですが、現在、大型キットの製作依頼をいただいておりまして、その製作に四苦八苦しており、ブログ更新まで手が回らない状況なのです。
で、今回の投稿は、その大型キット「1/100 ガンダムTR-6 ウーンドウォート」の製作レビューをお届けします
あれ?TR-6ってキット化されていたっけ?
と思ったあなたは、立派なガンプラ野郎です。
その通りです、今回のTR-6はバンダイ製ではなく中国製のキットです。いわゆる海賊版です。
ですので、ああ、こんなキットもあるんだなぁ…程度にご覧ください。
中国製ガンプラを作るにあたって心構えしてほしいこと
製作に入る前に、どうしてもお伝えしたい!
中国製ガンプラって、色んな意味ですごいんだぞってことを伝えたいんです。
①すべてのパーツにバリがあります
ゲート後じゃないですよ。すべてのパーツの淵に餃子の羽みたいなバリが存在します。これを削らないと組み立てることすらできません
一番きついのは、パーツを差し込む穴がバリでふさがっていることかな…
②スナップフィット?
バンダイ製のキットはスナップフィットを採用しており、接着剤なしでも簡単に組み立てられます。
一応中国製のキットもスナップフィットなのですが…
そもそも、ピンと穴のサイズが一致していなくて、はまらないorユルユルのどちらかです。
ユルユルの場合は接着すればいいのですが(実はこれも一苦労)、はまらない場合は、ピンを細く削るか、穴を拡張する必要があります。
しかもこんな不具合が7割以上のパーツに発生しているんですよ!いや~参った…
③隙間が空きます
仮にパーツをはめられたとしても、今度はパーツ間に隙間が生じます。干渉している部分を探して削ってを繰り返しながら組み立てていきます。
④これ、ほんとにポリキャップ?
関節部分に使われるポリキャップですが、「これホントにポリキャップなの?」という代物です。
めっちゃ固いんです。カッチカチなんです、素材が。で、サイスが合わないこともあって、パーツがはまらないんです。
ほんと参った…
⑤全パーツABS
これはこのキット特有なのかもしれませんが、全パーツABSです
ですので、パーツの破損が怖くて墨入れに必要以上の緊張感が伴いますし、接着するにしてもいつものセメントでは接着できないため、専用の接着剤が必要となります…
⑥でも、いいところもあります
それは、「バンダイってすげぇ」「バンダイありがとう!」といったポジティブな感情が強くなることです。
ということで、前置きが長くなりましたが、製作レビューに移ります
TR-6 ウーンドウォートの大型ビームライフルの製作
ボディの製作の前に、TR-6の象徴ともいうべき大型ビームライフルの製作から始めます
今回製作しているキットは初回限定版らしく、大型ビームライフルが2セットついています
びっくりするぐらいのパーツ数です
HGUCジムよりパーツ数が多いですね
完成をお見せする前に、こちらのパーツをご覧ください
ピンが太すぎてはまらないパーツです。これが4セットあります。マイクロセラブレード使って穴を拡張&ピンの切断で何とか乗り切りました。
もちろんそれだとパーツの保持が難しくなるので、接着剤も使用しています。
こんなことが、今後も続きます…
続いてこちらの画像
見事なバリです。餃子の羽です。でもおいしくありません…これが全パーツにあります。全部綺麗に削ります…
続いてこの画像
全く意味のない突起がついています。もう、デザインなのか要らないものなのかわからなくなるレベルです。こんなのがざっと確認しただけで10か所以上あります。
そして最後にこの画像
こんな風にパーツそのものが歪んでいるために「くぱぁ」しております。
上からパーツをかぶせる場所なのであまり目立ちませんが、こんなところが至る所にあるわけです。
で、泣きながら出来上がったのビームライフルがこちらです。
でけぇ…横に煙草の箱でも置いて大きさを比較してもらったらよかったと思うぐらいデカいです。30㎝近くありますね…
TR-6 ウーンドウォートの胴体パーツ製作
パーツ数は思ったより多くありません。ただ、前述のパーツの不具合はいたるところで発生しております
特に今回最難関だったのがこちらのパーツです
白いパーツの四角い凹みに青いパーツを挟み込むのですが、その凹み部分の形と、青いパーツの形が合っておらず、全くはまりません。
さらに、青いパーツ同士も微妙に形が合わないため、これまたはまりません。
色んなところを少しずつ削って、合わせてみてを繰り返すこと数回…結局断念し、干渉部分を大きく削って接着することになりました…
で、できた胴体がこちらです。
すごく…すごく小さいです。大型のHGキットと大きさが変わりません。こんなに華奢だったんですねTR-6って。
TR-6 ウーンドウォートの頭パーツの製作
意外に多いパーツ数。ここでの不具合はアンテナがはまらない点です。
アンテナをはめる穴がバリでふさがっている & そもそもパーツの大きさが合っていないことが原因です。
泣きながら穴を開口し、パーツを削って何とかはめ込みました
そして出来上がった頭がこちらです
胴体と比較してでかい気がする…なお、首との接続もサイズの問題で中々はまりません…ほんとはまらないところだらけです
TR-6 ウーンドウォートの腰パーツの製作
真ん中の丸い3パーツが腰の基部となり、前後にパーツを接続する構造となっています。
はまらない・バリってる・隙間できる・ゆるいはデフォルトで完備されています。
黄色い連邦マークも色分けされています。赤いパーツの裏からハメることになるのですが…これが全くサイズがあっていない!技術が伴わないのにバンダイの真似するからそんなことになるんです!まったくもう…
こちら、腰パーツと足を接続するためのジョイントパーツです。
ちょっとした衝撃でポロリする非常に繊細な作り(笑)になっています。迷わず接着してください。脚を動かすたびにポロりすることになります。
そのほかにもハメにくいところはありますが…もう割愛します。だってキリがないんですよ、多すぎて。
少しでもはまらないなと思ったら、「凸部分を削る⇒凹部分を広げる⇒接着する」で解決します。乱暴ですが、それしか方法がないっす。
ということで、腰パーツ完成です。非常に長くて羨ましい股間パーツですが、謎ギミックが隠されています。ほんと何に使うかわからないギミックです。完成品レビューでお見せいたします。
TR-6 ウーンドウォートの脚パーツの製作
はい。パーツ一覧の画像撮影忘れていました。ごめんなさい。
「凸部分を削る⇒凹部分を広げる⇒接着する」の基本作業を繰り返せば、難なく(笑)組み立てることができます。
どんどん、私の中での「難なく」のレベル感が上がっていくのを感じます…
TR-6 ウーンドウォートの腕パーツの製作
ここでの注意点は、手首のボールジョイントと手首の軸のサイズが1㎜以上の差出会っておらず、ちょっと削っただけではハマらない点にあります。手首の軸を1周り小さくするつもりでナイフで削ってください。
真ん中2列が腕のフレームに当たるパーツなのですが、見慣れないパーツ構成になっています。
この妙なパーツ構成は、TR-6の腕関節は逆関節っぽくなっているからなんですね。
こんな感じで腕が稼働します。
このように立体化されて初めて気が付くデザインの特徴って、Tanizouは大好物です。
はい。ということでやっとこさ完成です。ここから水転写デカール貼って終了ですね。
本日は以上になります。
長文ご拝読ありがとうございました
ガンプラは作らなくていい
「時間がない」「不器用だから」
そんな理由で
ガンプラをあきらめているアナタへ
ガンプラ製作を「依頼する」ことを考えてみませんか?
◆HG¥3,000~ HG以外¥5,000~の低価格
◆オプションごとに設定された明朗な料金体系
◆最短2週間のスピード製作
まずは料金体系をご確認ください
コメント
Tanizou さん、お久し振りです。
ここ最近、本当に暑くなりましたね。
お身体壊されないように気をつけて下さいね。
TR-6製作ご苦労様です。
レビュー読ませてもらっただけでも、大変さが伝わってきます。
合わせ目の隙間とか、無塗装の場合だとヤバイんじゃないですかぁ?
塗装する人ならパテでの修正も出来るけど、、、
じつは自分はコトブキヤのIMSというシリーズを作りたいのですが、あれも合わせ目がひどかったり、ポリキャップの穴を広げたりピンを削らないと大きさがあってないとか大変そうなのですよ。
でも、自分の中ではFSSのMHはとても大好きなので、頑張って製作しようかと考えております。
そうそう、バエル完成しましたよ♪
久方ぶりに本格的に製作しましたが、tanizou さんに出会ったおかげで納得のいく完成度になりました。
せっかくなので、ネーム&メカニカルデータのはいったネームプレートを自作してしまいました♪
本日、弟が来るので渡す予定です。
なかなか上手くできたので、渡すのが少々寂しくなっちゃいました(苦笑
それから、塗装ブースも製作して、現状でも塗装できるようになりました。
現在、弟の嫁さんのためにベアッガイFを製作してます。
こちらはキャンディー塗装と鏡面仕上げと全塗装します。
昔の勘を取り戻しながら、色々と勉強している最中です。
TR-6の完成を楽しみにしてますね。
とても大変だと思いますが、上手く出来上がるように応援してますね。
蒼は碧様
いつもコメントありがとうございます
TR-6確かに大変です。合わせ目は目立たないように考えられてはいるのですが、そもそもパーツの精度が悪すぎて…という感じです
ほんと、バンダイってすごい技術集団だなと感じております。
弟さんとその奥様にガンプラをプレゼントってステキですね!
私の周りは、一切ガンプラに興味がない人たちばかりなので、インスタの「いいね」やブログに投稿いただいているコメントで自分を慰める日々です
ブログの開設当初から読んでいましたが、海賊版の制作をして犯罪の片棒を担ぐような方だったとは。
失望しました。
コメントありがとうございます
大変不快な思いをさせてしまい、申し訳ございませんでした。
私なりの意見を、完成品レビューに記載させていただきました。
詳しいご返事の代わりとさせてください。
読んでるだけで苦労が伝わる…。こんなプラモが発売されてたんですね。バンダイてやっぱりすごいな´д`
お身体に気をつけて作成してください★
白黒様
コメントありがとうございます。
普段何気なく作っているバンダイのガンプラって、ほんと技術と職人の思いの塊なんだなと改めて思いました。
感謝感謝の気持ちでいっぱいです
tanizouさん
はじめまして。
tanizouさんのレビューをみて、この粗悪品に惚れこみ、私も購入し作っております!歪み、バリ、中途半端な説明書どれをとっても中途半端で大好きです!
やはりバンダイはスゴイ!細部のこだわり、素材、メイドイン ジャパン万歳なのですが、完璧に近い故に持てる技術がふるえないという点が私には物足りない点でした。
メイドインCHNをJPテイストにしたらを考えて一つひとつ丁寧に直してます。
現在は、各パーツに、MGやHGのパーツを移植しまくっております(^^)
いつむ楽しく拝見させて頂いております。
コレからも素晴らしいレビューを応援させて頂きます。