お世話になります
Tanizouです
本日は、「機動戦士ガンダムUC」より「RE100 ガンキャノン・ディテクター」の製作・完成品レビューをお届けします。
こちらもお客様からの製作代行依頼品です。基本工作+スミ入れ+トップコートの製作工程です
ガンキャノンという名前を冠しながら、その中身は変形しないメタスなディテクターですが、なんでも、メタスは変形機構のためフレームがちょっぴり軟弱らしく、それさえなければ優秀なフレームらしいです。
そんな軟弱なフレームの機体に、民間人女性であるファが乗っていたなんて…エゥーゴ、むちゃしすぎです。
で、このガンキャノン・ディテクターですが、ep4のトリントン攻防戦にちょこっとだけ出てきます。ネモのデザートカラーと同じく、あのエピソードは、バイアランとジュアッグが主役すぎて、他のMSの印象がうすすぎます。そんな存在感を侵害されたMSの中の一体がこのキットなのです。
胴体パーツの作成
HG+αぐらいのパーツ数ですが、細かな色分けもバッチリです。脇の合わせ目は段落ちモールド化されています。
首周りの濃紺パーツをしっかりはめ込まないと、前後の胴体パーツがはまらないので注意が必要です
いつも思うのですが、なぜコクピットハッチを赤く目立たせるんでしょう…「ここにいるで!」って的に知らせているようなもんですよね。そういう意味では、ターンAのコクピット位置は衝撃的過ぎましたが…
腰パーツの作成
フロントスカート、サイドスカートはありません(サイドスカートは太ももに接続)
ふんどし部分は砲撃形態を取るための支えとなるギミックが仕込まれています。
すごく…大きいです…ということで、ち○ち○がすごく大きいです。これが展開して砲撃形態の支えになるんですね。
頭部パーツの作成
ご覧のように、アンテナの細さがやばいですね。ゲート処理気をつけましょう。
あと、バイザーの中のカメラはモノアイなんですが、こんな外装パーツつけちゃったら、正面見えづらくないですかね?旧ザクのデザインから何も学ばなかったのでしょうか?
頭部完成です。こうしてみるとドラグナーみたい…
顎はしっかり引けますが、パーツ鑑賞するので引いたままでは左右に首を動かすことはできません。
脚パーツの作成
まずは足首以下の部分から。膝立ち体勢を取る際に、つま先とかかとを大きく変形させる必要があるため、ある程度パーツ数が多くなっています。
そして、こちらが、足首以上のパーツです。脛部は左右挟み込みですが、段落ちモールド化されていますので合わせ目は出ません。しかしアキレス腱部に合わせ目が出ます。
足が完成しました。この時点で股関節&膝関節のゆるさが目立ちます…
腕パーツの作成
ショルダーアーマーがアシメトリーになっているデザインです
まずは共通部分から。
前腕部や、肩部等合わせ目が出やすい箇所は、合わせ目がデザインの中に溶け込んでいるパーツ構成です。
二重関節ではないので、90度位までしか曲がりませんが、肘関節部分を延長するギミックが付いており、そのギミックの御蔭で、100度位まで肘を曲げることができます
こちらが左右の肩パーツです。裏打ちもバッチリです
腕まで組み上がりました。ポージングがあれなんで、そうは見えませんが、がっしりしていて中々力強いデザインです。
バックパックの製作
最後にバックパックの製作です
基部を中心に、左右に砲身をくっつけるパーツ構成です。砲身パーツがぽろりしやすいので、接着してしまったほうがいいかもしれません。
そして完成です。ガンキャノンと名乗るだけあって、キャノン砲を背負うと、本当に様になりますね。ま、ドラグナー成分がかなりはいっていますが…
そしてここからは完成品画像です
全身をぐるりと
一見力強そうな見た目ですが…股関節がゆるゆる過ぎて、これ以上足を開くと、自然と開脚運動を始めます。かなりゆるいです。腰関節もガバガバなので、ポージングは一苦労します…
とはいえ、そのスリッパの大きさも相まって、大きな背負いものをしている割にはしっかり自立します(自然開脚する時点で、自立できていない気はしますが…)
部分アップ
色分けもしっかりできていますし、合わせ目も全く目立ちません。暗い色合いの中にワンポイントだけ赤のような明るい色があると、全身が引き締まって見えます
足回りも合わせ目が目立たない作りになっています。
術部分のパーツ、かなり大きいパーツであるためか、袋から出した時点で、ゲートが白化していました…最近のゲートはくさび形なので、ちょっとした圧力でパーツに影響が出やすいので、無塗装派には嬉しくない仕様です…
肘関節部分で内部フレームを引き出せるギミックが付いています。写真は内部フレームを引き出したあとの写真です。これにより肘の可動範囲が広がります。
基部パーツと砲身パーツの接続がボールジョイントですので、多少ではありますがハの字に砲身を開くことができます。
ポージング&可動範囲
各関節の可動域は非常に優秀です。特に足回りは干渉するものがない&接地性の高さもあって、自由にポージングをつけることができます。
腕周りも優秀です。多少肘関節の可動範囲が狭いかなと感じますが、それでも必要十分な広さです。
肩は、ショルダーアーマーのデザイン上、干渉する可能性があるので、そこまでの自由さはありませんが、それでも十分と思えるだけの広さでしょう。
武器の保持もきっちりかっちりしています
でも、それらの良いところは全て「関節のゆるさ」という欠点がスポイルしてしまいます。
この写真も、ホント奇跡の瞬間です。シャッターを切った直後から開脚運動をはじめました。
砲撃体勢。実際の砲撃体勢は、「う○こ座り」らしいのですが、ここは説明書と同じ片膝をついた砲撃体勢にしています。
ふんどし部分がビヨーンと伸びて支えになるのですが、片膝立ちのポージングにおいては、あまり役に立っている感じはしません。それよりも、つま先が大きく可動し設置するギミックのおかげで、安定した膝立ち姿勢が可能になっています。
とはいえ、股関節のゆるさのせいで、どんどん開脚していくんですけどね…
本日は以上になります
少ないパーツ数、合わせ目の出ないパーツ構成、しっかりとした色分け、広い可動範囲、そして何よりかっこいいスタイル…これだけあげれば、間違いなく良キット!なのですが、ほんと、股関節がゆるい…腰がゆるい…
ポージングの要となる2関節がダメダメなので…どうしてもいい評価がつけられないなぁ…というのが個人的な感想です。
もちろん瞬着で関節を渋らせれば解決するのですが、そんなことしなくてもかっちりしたものであってほしい…と思います。
長文お読みいただきありがとうございました
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