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Tanizouです
皆さん、エッジ出していますか?僕は出していません…いや出せていませんでした。
でも、ガンプラを始めとするロボット物の模型においては、エッジ出しってホント大切だよなぁと思うわけです。
ツイッターやインスタに投稿されている超絶作品はことごとくエッジがピンピンで、シャープなラインなので、パット見た時の印象がぜんぜん違います。
エッジが丸いとどうしてもフンワリした印象になりますし、見た目勝負のヤフオクにおいては、それって本当に重要なPointなわけです。
ですが…エッジをだすって、ほんと難しいですよね…
難しい原因は、ヤスリがけの技術不足難でしょうけど。
それ以上に、エッジを出すって、ほんとめんどくさいですよね!
すべての面にヤスリ掛けて、技術不足からくるエッジのよれに絶望し、修正しようとしてエッジをなめて振り出しに戻る阿鼻叫喚の地獄絵図です。
でも、今回ご紹介する道具とやり方、そしてある程度の割り切りさえ用意していただければ、エッジ出し初心者でも「エッジが出た感」までは到達することができます!
そう、あくまでも「出た感」です。上級者からすれば鼻で笑われそうで怖いんですが、それでも完成度は跳ね上がります。
具体的な方法をお伝えする前に、今回ご紹介する方法と道具でエッジ出しを行ったキットの写真をお見せいたします
どうです?結構シャープな印象じゃないですか?実物もエッジが立っていてかなりカッコいいんです。
ではでは、長い前振りはコレでオシマイです。実際にエッジ出しの方法と道具をご紹介します。
僕が割り切ったコト
まだ本題じゃないじゃん!って言われそうなんですが、「エッジ出し」を始めてやろうと思っている方には、重要なことだと思っていますので、もう少しお気をつけください。
前段部分でも少し触れましたが、エッジをピンピンにすればすごくかっこよくなることはわかっているのに、なかなか実行に移せない要因って、以下の2つだと思うんです
・難しそう
・めんどくさい
「難しそう」と思っちゃうのは、主にはヤスリがけの技術不足を感じているからです。
何体かキットを作った経験があると、ヤスリがけの難しさを感じるはずです。だからますます、エッジ出しに手を出しにくくなっちゃうんですよね。下手にエッジ出しなんかしたら、ガタガタでひどいことになりそう…と思っちゃうわけです。まさに僕です。
「めんどくさそう」と感じるのは、「よし、エッジ出しやろう」と決意後、Googleでエッジ出しのやり方をいろいろ検索し始めたときに感じるはずです。
だってどのサイト見ても「すべての面を400→800→1000の順番でペーパーを掛けます」だとか、「エッジ出しのためにこんな道具つかいます(道具ズラ~)」だとか、「こんなツール自作しました」とかばっかりなんですから…まぁ仕方ないですよね。
僕も、「すべての面を~」と言われた瞬間、「こんな面倒なことできんよ…」と思った口です。
それでも、エッジを出せばかっこよくなることはわかっているんです。ヤフオクでも落札価格が上がるんだろうことは容易に想像できるんです。
この相反する思いに決着を付けるべく、「いらない、なにも、捨ててしまおうw」と考えたわけです。
で、捨てたものというのは…
・エッジ出し=全部の面をヤスリがけするという考え方
・エッジ出し=ヤスリで削るという考え方
です。「…そんなん当たり前やん」って言わないでくださいね。固定観念で凝り固まっていた私の頭では、ここにたどり着くのに相当の時間を労したんですから…
でも、こうやって割り切ることで、冒頭でお見せしたようなキット製作ができるようになりました。
僕が行っているエッジ出しの方法
回りくどくてすいません。やっと具体的な方法をお伝えします。
エッジ出し=全部の面をヤスリがけするという考え方を捨てた結果、「C面だけきれいに表面処理するです。
以下の図を見て下さい。
ガンプラのエッジが出ていないのは、図のようにエッジ部分が丸くなっているからなんですね
下の図のように、A・B面にヤスリをかけることで、角の丸まった部分を潰していくことで、「エッジが出ている」状態になるわけです。コレが一般的(?)に言われているエッジ出しです。
で、今回お話するC面だけを処理する場合は、以下のようになります
このようにC面だけ処理するだけで、エッジが立つことが解るかと思います。コレに気がついた時、背筋にゾクゾクとした衝撃が走りました。アレですよ、ずっと考えていたことが、何かをきっかけに一気につながって解けちゃう、点と点が一気につながるあの感覚です。
早速試してみました。HGUCのジム買って。
結果から言うと大失敗…なんですよね。原因はヤスリがけの技術不足です。ヤスリがブレるんです。まっすぐ当てられないんです。よれるんです。
C面って、細いことが多いじゃないですか。あの細い面に平行にヤスリを当てられないんです…
あと、削り過ぎちゃうんです。失敗をリカバリしようとすると、更に失敗して、面がどんどん太くなっていく…
こりゃアカンと思いました。技術が伴っていなさすぎる。もちろん練習を重ねればいいんでしょうけど…練習用のキットを延々と作るのもモチベが上がらんな~と思ってました。
そして出会ったサーフェスナイフ
そんなおり、偶然であったのがこのサーフェスナイフです!
名前の通り表面処理に特化したナイフです。切るためのものではなく、カンナがけに特化したツールです。コレに出会ったおかげで、C面だけの簡単エッジ出しが完成したんです。
サーフェスナイフの良い点は3つあります
①刃が分厚くてビビらない
カンナがけって、デザインナイフでもできるんですが、デザインナイフの刃は極薄なので、ちょっとしたきっかけで、刃が「ビビる」んですよね。ビビるって感覚わかりますか?刃先が細かくブルブル震える感じです。そのせいで、カンナがけの跡がガタガタになることも…
一方で、このサーフェスナイフですが、下の写真のように極太なんです。
これだけ太けりゃビビりようがないってわけです。力を加えても頼りない感じはしませんし、軽い力でも刃先がしっかりしているので、スーッと削れていきます。
②角度がいい!
そう、角度がいいんです。角度とか。
こ45度より少し鈍角な角度が、ぴったりなんですよ。ペンを持つようにサーフェスナイフを握ると、あら不思議、ええ塩梅で刃がパーツの面に合うんですね。コレ以外に重要です。詳しくは後述…
③めっさ削れる
そのまんまです。めっさ削れます。しかも薄く削れます。鰹節より薄いです。コレも詳しくは後述するんですが、私が以前から使っていたマイクロセラブレードとは比べ物にならないくらい削れます。削れるってことは、1面あたりの作業回数が少なくなります。時短はもちろんですが、作業回数が少なくなると、失敗するリスクが減るというところが一番のポイントです。
しつこいですが、冒頭でご紹介したGP01fbのエッジ出しは、ほぼこのサーフェスナイフで作業しました。一つの道具で作業が終わるのは、お道具箱のスペース的にも、財布のスペース的にも優しいですよね。
超硬スクレーパーやマイクロセラブレードとの比較
このブログの重度なリピータの方(ほんとありがとうございます!)はご存知かもしれません。「カンナがけ」を行う道具として大絶賛していた2つの道具の存在を。
そう、超硬スクレーパーとマイクロセラブレードです。
初耳の方はゴメンナサイ。
どちらもカンナがけを行うための道具です。
今回ご紹介したサーフェスナイフの導入により、この道具は引き出しの奥にしまわれたのか…?というとそんな事はありません。使い分けです。
簡単に3つの道具を比較してみます。★5つで評価しています。あくまでも僕の主観です
削る力
超硬スクレーパー ★★★★★★★
セラブレード ★★
サーフェスナイフ ★★★★
星5つと言いながら、いきなり7星を獲得した超高スクレーパーは、もうびっくりするぐらい削れます。削れすぎるぐらい削れます。ですので…削ったらアカンとこまで削りがちです。力が暴走してコントロールが効かない敵キャラ状態です。
一方で、セラブレードは削る力は低いものの、そういう失敗は少ないので、安心して使えますね。
汎用性
超硬スクレーパー ★★★★
セラブレード ★★★
サーフェスナイフ ★★★
コレまた、超硬スクレーパーに軍配。というのは刃の大きさが影響しています。
セラブレードやサーフェスナイフは葉が小さいので、大きな面では使いにくくあります。面に当てる刃の角度がずれちゃうと、大きな傷を付けてしまいます。
その点、超硬スクレーパーは刃が大きいので、広い面も問題なく使えますし、先端の細い部分を使えば、細かな部分も対応できます。そんな理由のため、★4つとさせていただきました。
価格・経済性
超硬スクレーパー ★★
セラブレード ★★★★★★
サーフェスナイフ ★★★
超硬スクレーパーは高いです。刃だけでも高いのに、柄となるピンバイスも一緒に買わなくてはいけません。
セラブレードはそもそも切れ味が悪くことはありませんし、刃がかけても替刃があるので超経済的です。
サーフェスナイフには…ちっちゃな砥石がついていますw 切れ味悪くなったらコレ使ってください、ってことなんでしょうが、素人が刃を研いでも大丈夫なんでしょうか…
ということで、価格・経済性においてはセラブレードの圧勝です。
使い勝手
超硬スクレーパー ★★★
セラブレード ★★★★
サーフェスナイフ ★★★★★★★
サーフェスナイフの最大の利点は、ここにあります。使い勝手が圧倒的にいいんです。
超硬スクレーパーも悪くないんですよ?ただ、サーフェスナイフと比べちゃうと…特に刃が柄に対してほぼ真っ直ぐなので、ペンを持つように握れないんです。ですんで、特に細い面を削る際は、刃の角度を合わせるのにかなりの労力を費やします。超硬スクレーパー唯一の弱点かなと思います。
セラブレードはサーフェスナイフと同様の使い勝手なのですが、その削る力も含めて考えると、差がついちゃうな~というところです。
とまあ、主観全開で比較してみました。
特徴に差があるんで、以下のような感じで使い分けてます
広い面削る時・・・超硬スクレーパー
細い面削る時・・・サーフェスナイフ
パーティングライン・・・面の広さで使いわけ
ですので、「C面を処理してエッジ出し」する時は、サーフェスナイフがメインになります
あれ?セラブレードは?
…ゴメンナサイ。最近つかていないです…
でも「削れすぎない」というのは大きな利点です。変な傷とかつきにくいですし、なれないうちはセラブレードから入るのもいいかもしれません。
本日は以上です
長文お読みいただきありがとうございました。
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