バンダイエッジの処理と、パーツのエッジを立たせる方法 

ガンプラ製作テクニック

ご訪問ありがとうございます
tanizouです

本日は、ヤフオクでガンプラを販売するためのテクニックとして、
バンダイエッジの処理とパーツのエッジを立たせる表面処理についてご説明いたします

ガンプラはその対象年齢の幅広さから、
安全安心して組み立てられるようにいろんな安全対策が設けられています。
たとえば、ガンダムのアンテナの先にある「フラッグ」などは、とがった先端で怪我をしないように設けられた安全対策です。

同じような理由で設けられた安全対策として、通称「バンダイエッジ」と呼ばれるものがあります。

バンダイエッジをそのままにして組み立ててもかっこいいのですが、やはりどうしてもオモチャっぽくなってしまいます。
そこで今回は、バンダイエッジを処理してエッジを立たせる方法をお伝えしたいと思います

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バンダイエッジとは

google先生に聞いてみると、諸説あるようです。
あくまでも通称なので、仕方ないのですが、ある程度共通して言えるのは、

「安全性を考慮し、エッジ(淵)の角度を甘くした状態」

を、バンダイエッジと呼ぶようです。
 つまり、このようなものをを指します

バンダイエッジの処理と、パーツのエッジを立たせる方法 
 
写真だと分かりにくいので、断面図を絵に描いてみます。
バンダイエッジの処理と、パーツのエッジを立たせる方法 
 

このように、本来であればエッジの角度が90度(もしくはそれ以下)であるのに、安全性を考慮し、エッジを緩くしている状態を、バンダイエッジというわけです。
なのであれば、以下の写真のような角が丸くなっているものも、安全性を考慮しての状態なのですから、「バンダイエッジ」と呼んでいいのではないかと思っています。

バンダイエッジの処理と、パーツのエッジを立たせる方法 
 
本稿では、両方とも「バンダイエッジ」として、その処理に関して説明させていただきます。
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バンダイエッジの処理とは

「安全対策により、甘くされたエッジの角度を、本来ある角度になるように表面処理すること」
本稿では定義します。

バンダイエッジの処理の仕方

淵のエッジも、角のエッジも、考え方は一緒です。

①400番ぐらいのヤスリを使用
②(ペーパーの場合は)当て木を使って
③立たせたいエッジの方向へヤスリを動かす
 
順番にご説明します

①400番ぐらいのヤスリを使う

前提として、私はペーパー派です。金ヤスリは使用していません。
で、色々試した結果、400番のペーパーが一番エッジ処理に向いていると感じます。
 
これ以上粗い番手だと、ヤスリ跡を消すのに多くの時間がかかります。
これ以上細かい番手だと、中々エッジが削れないので、時間がかかります。
 
後述しますが、エッジ処理において、何度もヤスリを当てていると、エッジを「なめる」危険性が増し、結果としてエッジがガタガタになる可能性が高くなります。
できるだけ少ない回数(時間)でエッジ処理をしようとした場合、私にとって最適と思われた番手が400番だったわけです。

②当て木を使う

エッジ処理で一番大切なのは、「平面に削る」ことです。
よって、ペーパーを使用する場合は「当て木」の使用は必須になります。
少なくともtanizouは、当て木がないことには、平面にヤスリがけすることができません。
指の丸味や柔らかさで、高確率でエッジをなめてしまいます。
 
私が使用している当て木は以下の2種類です

ある程度、広い面に使用する「ヤスリホウダイ」

ある程度広い面を削るときは、ヤスリホウダイを使用し一気に削ります。
そうすることで平面を均一に削ることができるためです
 

詳しくはこちらでご説明しています。

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細かな部分に使用する「自作ヤスリスティック」

バンダイエッジの処理と、パーツのエッジを立たせる方法 
ヤスリスティックは自作しました。
細い金ヤスリや、市販のヤスリスティックを買えばいいのでしょうが、貧乏性な私はお金を出すことができませんでした・・・
1㎝幅ですので、細かな部分のやすり掛けはもちろんのこと、やすりをかけた面を確認しながら作業ができますので、失敗することが少なくなります。
 
参考までに、自作スティックの作り方をご紹介します
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エッジ処理する場所に合わせて、最適な道具を選べば、時間短縮になり、結果的に工作精度も上がります

③立たせたいエッジの方向へヤスリを動かす

簡単に図解するとこうです。
 
バンダイエッジの処理と、パーツのエッジを立たせる方法 
 
この時の注意点はただ一つ、「力を入れない」ことです。
軽く、表面をなでるように削ってください。
立たせたいエッジ付近では、ヤスリを浮かせるぐらいの感覚でもかまいません
力を入れてヤスリをかけると、意図しない方向につからがかかってしまい、最悪、エッジをなめてしまします。
さらにペーパーに限定した話ですが、力を入れても、削れる量は変わらないばかりか、ペーパーの消耗度が跳ね上がります。全くいいことはありません。
ただ、単純に力を抜いてしまうと、ヤスリが安定しませんので、脇だけしっかりしめ、肘を固定し、腕がブラブラしないように安定させましょう。
 
こうして、エッジ処理を施し、エッジを立たせたパーツがこちらです。
バンダイエッジの処理と、パーツのエッジを立たせる方法 
 
丸味がなくなり、よりシャープな印象に変わったのではないでしょうか?
遠目に見たり、iphone等で撮影した低品質な画像だと、その違いを実感することは難しいですが
手に取ったときの印象が大きく変わります。
少し時間のかかる大変な作業ではありますが、ぜひチャレンジしてみてください
 
本日は以上になります
長文お読みいただきありがとうございました
 
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コメント

  1. ケースケ より:

    こんばんは

    バンダイエッジきましたね

    私はどーもこれが苦手というか、あまり変化が感じられないこの頃です

    タニゾーさんのサイトは解りやすいので、毎日覗いて更新を楽しみにしてます。

    上の写真と下の写真はアングルが違うのですが、どのあたりが分かりやすいのでしょうか?

  2. 匿名 より:

    勘違いしている方が多いみたいですが、パーツの角はエッジじゃないですよ。
    エッジ部とはパーツの端っこという意味です。
    電ホビの記事や雑誌、著名モデラーの方々は“エッジ”と“角”という言葉はちゃんと使い分けています。
    記事内での適した言葉は“角をシャープにする”でいいと思います。

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